vs単語テスト

この前さ、

高3の生徒に今年の学校の授業の
進行しかたを聞いてたんだけど

毎週2回、長文すらついていない
単語帳4ページが範囲の
単語テストがあるんだって

しかも、

赤点連続で取ると
単語書き取りのペナルティ付き

はぁ、、、

その教師、頭パーンしねえかな。

語学学習において単語や語彙を増やすには
文章を読みながら(声に出してって意味のね)
覚えるのが何よりの近道です。

文章を読むついでに
意味や使い方を吸収できます。

でもって5000〜6000語くらい
単語を身につけて

文章読んでても新しい単語とか
ほとんど無くなってしまって

専門用語やあまり使わない単語を
集中的に吸収するためにって段階で

はじめて単語帳に手を出します。

この5000〜6000語ってのは
中学から数えてです。

ターゲット1800とかを例にしても
中学で習う3000語+1800語って意味なので
それでも4800語。

つまり受験英語レベルの英語なら
文章からすべて覚えてしまえます。

もちろんDuo単みたいに
文章ありきで単語が並んでいるのは
オーケーなんだけど

今回の単語帳は
単語メインで単語ごとに例文が
くっついてるような

単語帳(笑)

辞書代わりになれば
まだマシってレベルの害悪。

と言ってもペナルティがあるので
ぱぱっと単語の覚え方を話しました。

毎回のテストで30単語くらいずつ
覚えさせられているのですが

毎日4分くらい時間を使って
ほぼ満点を取れています。

テストは週2であるので
毎日4分を2、3日繰り返す感じです。

もしこれ読んでるあなたも
単語テストで苦しめられていたり

短期的に大量の単語を
覚えなければいけないのなら

このやり方が役立つと思うので
今すぐ読んで実践してみてください。

一言で言えばそれっぽく
声に出すだけなので。


1、
意味をイメージしながら
それっぽくおおげさに単語を声に出して読む

2、
意味をイメージしながら
それっぽくおおげさに例文を声に出して読む

3、
これを2日以上かけて3回繰り返す。

4、
テストに英語の書き取りがあるなら
3周目で声に出したあと、1回だけ書く。

・・・

1、
意味をイメージしながら
それっぽくおおげさに単語を声に出して読む

例えばdifinitely「明確な」という単語なら
めっちゃ明確な感じで「definitely!!」って言います。

このそれっぽくってのが何より大事です。

もうめっちゃおおげさでいいんで
イメージを焼き付けてしまいましょう。

すると単語を見ただけで
意味のイメージが浮かんできます。

直訳とかじゃなくて
意味のイメージが浮かぶので
意訳もしやすいです。

この辺の記憶や脳の心理について
詳しく知りたい場合は
マインドマップ」トニーザブン著を
読んでみてくださいな。

そして読むときは英語を見ながら、
日本語は見ないようにしてください。

また読むのは一回だけです、
思い切りそれっぽく読んでください。

2、
意味をイメージしながら
それっぽくおおげさに例文を声に出して読む

これも単語を読むときと同じです。

例文がついてることが多いので
ついでに使ってしまいましょう。

例文の日本語読んで意味をイメージしたら
その意味っぽく声に出して読みます。

めっちゃおおげさに読みましょ、
身振りつけると最高です。

同じように英語だけ見ながら
一回だけ。

3、
これを2日以上かけて3回繰り返す。

単語を一回ずつ読む
これを1セットとして
合計で3セット行います。

ただし必ず間に睡眠が入るよう
2日以上かけて行ってください。

睡眠中は記憶の整理が行われるので
覚えたことを思い出しやすくしてくれます。
(長期記憶ってやつです。)

また1セット終えてから次の1セットまで
1日以上開けないようにしてください。

睡眠を2回挟んでしまうと
前回行った記憶が薄れてしまうので
効率が落ちます。
(昼寝はカウントしません)

日数に余裕があるなら
1日1セットで3日

余裕がない場合は
1日朝、2日目夜、2日目朝

みたいなやり方を
オススメします。

4、
テストに英語の書き取りがあるなら
3周目で声に出したあと、1回だけ書く。

一回だけです。

・・・

一度に覚える単語の数ですが
だいたい30単語を1セットにして
繰り返していきます。

慣れないうちは5単語や10単語くらいから
慣れてきたら50単語までは増やしてオーケーです。

一回×単語数で1セットとなります。

1周目は時間がかかりますが
2周3周するうちにどんどん時間は
短縮されていくと思います。

意味をイメージするのだけ
忘れないようにしてください。


ただ、

初めに話したように
これはあくまで緊急措置です。

完全に遠回りですし
数週間もすれば忘れてしまいます。

じゃあ忘れる前に繰り返せばいいこというと
それも意味がありません。

単語単品では応用が効かないので
授業で行われる小テストや一部定期試験の
単語メインの問題にしか使えません。

だから応急処置です。

実際にこれから受験勉強や
英語の勉強を始める場合は

絶対に単語帳には
手を出さないでください。

正しい受験英語の手順や
語学学習の手順は
あらためてまとめようと思います。

急ぎ必要だって場合は
言ってください。

ちなみに単純計算すると
英語に必要な受験勉強日数は
162日です。