英会話は勉強しなくても出来る。

英語の話し方

というのは、何か新しいこと覚えるってことはない話なんだけど。

みんな実はできるけどできることに
気づいてないと言うか、

正しいやり方を認識してない。

すごく勘違いや誤解があるから、それを直すだけで一週間もすれば話せるようになるし。

受験でバチバチに勉強してきた人は今すぐ話せると思う。

受験英語では英会話できないって思うかもしんないけど、実は受験英語してるほうがいいから。

なんならあれはそのまま使える。




「英会話ってなんだろう?単語かな」

「どのくらい単語覚えたら話せるようになるのかな?」

とか考えがちだけど、いやすでに単語は足りてるよと。

だって中学卒業してんの。

学校の授業って、中学校で会話の分は大体終わってるんだよね。

高校は読むための英語だから、論文とか読むための。

英語の会話力って大学受験じゃないよね、高校受験でやるべきことだし。

だから本当は話す準備が整っているのに、なんで話せないのか。

あなたが持つ三つの勘違いを正して、話せるようにしようと思います。



一つ目の勘違いが直訳をしようとして、伝えようとしないこと。

ノー直訳、イエス伝える。

直訳せずに、伝えようとしなければいけない。

最初に例えば

「痴漢」って英語で言える?

せっかくなので5秒くらい考えてみて欲しい。


これ聞くとね、みんな痴漢を直訳しようとする。

「痴漢見たんだけどさ、昨日」って言おうとしたらI saw (痴漢) yesterday.って直訳しようとするのね。

いや、

俺もわからんよ

その単語。




実際伝える、伝わればいいって事だけを考えたら

「昨日電車で女の人のお尻を触ってる男見たんだけど」

って言ってもいいわけよ。

これなら中学校の例文でしょ。

なんから

「昨日ある男を見たんだよ。 そいつがさーお尻触ってて、女の人の。やばかった。」

これならもっと英訳するの簡単だと思う。

I saw the man.

he touched a hip...woman's hip.

It's crazy.

みたいなこと言えるようになる。

伝えるっていう認識に変えると、直訳をやめられるんだよね。

そしたら中学例文をがんがん使えるから、喋れるんだよね。

大学で塾講師や家庭教師とかのバイトしてる人なら、今もう話せるようになってるかもしれない。

「塾講師してる」→「中学生に勉強教えてる」
「受験勉強した」→「大学に入るために勉強した」

という感じで。

この言い換えの力が大事。

でもってこれは頭の中で出来るし、なにより日本語でできる。

日常会話レベルなら語学留学なんていらないし、高額のレッスンとか行く必要ないし、書籍買ってがりがり暗記とか増やす必要もない。



二つ目の勘違いは難しい英語を使うべきと思ってて、簡単な単語とか使ったらいけないと思ってること。

大嘘、簡単な英語はむしろ使わないといけない。

使わないといけないのね。

中学校レベルの単語を使わないといけない。

わざわざ買うって言うためにpurchaseとか使っちゃダメだ、 buyを使えと。

繰り返しになっちゃうけど、中学レベルってのは会話のための英語。

高校レベルで覚えた単語ってのは論文を読むための単語。

だから会話で使うのは中学で聞いたような英語を使うの。




そもそも英語ってツールなのよ、言語なの。

アメリカとかヨーロッパって多民族で多国籍でしょ。

言語も文化もごちゃごちゃな人たちが共通の会話するためのツールとして英語ってあるわけよ。

旅行とかね行って、ぱっとその辺の現地の人とかお店の人と話すんだけど、そこに純粋なアメリカ人とかいない。

北欧だったり、中華系だったり、アフリカ系だったり、いろいろいるわけよ。

場合によっては、相手がそもそも言葉を知らないときも多い。

俺らが高校レベルでやってる言葉を知らない。

だから難しい単語とか、構文とか使ったら、伝わらない。



日本人だってそうじゃん。

高校のとき、英単語帳で初めて知った日本語とかなかった?

俺はmentionのとこで「言及する」って言葉を初めて知って、言うとどうちゃうん?って1年くらい頭に定着しなかった。

あとフィリピンでタクシーの運ちゃんと話してたときとか

「名前の由来なんなん?」って聞こうとしたとき、originって単語を知らんくて、言い換えを頑張った。

だから難しい単語使っても意味ないんよ。

実は俺ら、結構高度な英語を勉強してきてるから。



ただ会話に必要な耳の方。

これは受験勉強で速読をやってただけあるね。

リスニングやリーディングはやっぱ日本人って優秀、相手の言う事はかなり聞き取れる。

話す方は簡単な言語1つ知っていればいいけど、聞く方は相手が使う言葉知ってないと理解できない。

日→英は1つ知ってればいいけど、英→日は何個も知らないとあかん。

相手は相手で、自分が使いたい言葉使うから。

だからリーディングリスニングを散々してきた学力って凄い貴重なものなんだよね。

高校とかね、受験とかで身につけたものはすごく役に立つものなんよ。

逆に組み立てる方は苦手よね。英作文はやっても、それを即座に組み立てる機会は無いし。

だからこれ練習するなら、小学校の頃やってた辞書引きとかやるのがよっぽどいい。

英会話にオススメの書籍は広辞苑



ともかく言葉を簡単な英語、中学生でもわかる英語で表現すること。

さっきの「痴漢」を英語で表現するときでも「性犯罪者を見たよ」って言っちゃダメなんよ。

「痴漢にあった」を中学英語で言ってみてほしい。

中学生でもわかる単語で、中学生でもわかる文章で。



三つめの勘違い。

それは文章を綺麗にしようとして、会話をしなくなっちゃうこと。

さっきの「痴漢」でもね。

I saw the manと言おうにも、頭の中で考えるよね。

「『見た』と『触った』どっちから言えばよかったっけ?」

「関係詞使った方がいいかな?」

「代名詞かな?だけど初出の女性だから指示語使えないな」

とか。

考えちゃうよね。

けど、正確な文章なんていらない。

the man touch...あー?her?とか言ってたら

woman? where?とか聞かれるから。

忘れがちだけど、これ会話なんだわ。

テストじゃないんだわ。

日本語で会話するとき、全部言わないじゃん。

「おっさんがお尻触っててさー」

「お前の?」

「いや女の人の」

「それで?」

「なんだっけ、あの電車で触るやつのこと」

「痴漢な」

みたいな会話するでしょ。

だから英文も全部言わなくていい。 主語述語をまず言う。 そしたら会話が始まる。

大事なのはSVをしっかり言うこと。

別に電車の中とかを最初に言うのはいい。

train...in the train...I'm in train yesterday...と順番に言っていってもいい。

別にWhen I was in the rain とか言わなくていいし、when節だから後ろにつけた方がいいかな?とかどうでもいいの。テストじゃない。

一言でいえば、なんでもいい。

元々基本的な英語を組み立てる潜在能力はあるから、できる。

単語だけのノリ英語にもならない、大丈夫だ。




やるべきことはただ一つ。

『単語をそのまま言わずに、説明する。』

注意点1.説明する時に中学レベルの単語を使うこと。

注意点2.SVだけは整える。

これを試すだけで、英語で相手に自分の言いたいことは伝わる。


ということで、最後にエクササイズ出します。


1.これを自分の知っている中学校までに習う英語のみで表現してください。

「トナカイ」

受験英語はわかる」

「だいたい初手にヒヒダルマ出せば勝てる」


2.この記事読んで一番印象に残った話、あるいは質問


3.それらをDMしてください。


そのDMを見て、続きを明日話していきます。