vs長文読解 0ページ目「長文読解の勉強方法」

長文読解の勉強しようとしたとき
まず、語彙を増やしたがる生徒は多いです。

単語を増やしたりね。

ですが、私はいつも
まず単語の並び方を知ろう!といいます。

単語の並び方を知ってから
語彙を増やしましょうと言います。



単語を調べるのは簡単です。

辞書や単語帳、対訳を見れば
すぐにわかります。

けれど、文章の意味は
なかなか調べることができません。

対訳を見れば
その英文の訳はわかります。

しかし、どうして
ここでこういう訳になるのかは
わからないと思います。

そして結局、同じような
英文は読めないままです。





実は、英文を読めるようになること自体は
そう難しいことではありません。

英文の訳し方、読み方を知って
あとは音読して慣れるだけです。

もうちょい具体的に言えば

英語を英語のまま読めるようマーキングして
それをひたすら音読すればいいよって言います。

それだけ?って思うかもしれませんが
実際それだけなのだから仕方ありません。



英語という言語が
どういう順番で書かれているのかを
まずは紹介しておきましょう。

世界共通語になっただけあって
ただただ、わかりやすく作られました。

まず、こうだ!と結論を言って
どんどん具体的な説明を追加していきます。


I bought this guitar last week.

 I    →    bought   →   this guitar  →  last week.

私は →(どうした?)→ 買った →(何を?)→ このギターを →(いつ?)→ 先週



It's great fun to dive in the sea.

It's great fun    →    to dive in the sea.

とても楽しい →(何が?)→ 海に潜ることが



Don't be so naive as to believe everything the politician says.


  Don't be so naive    →     as to believe everything    →    the politician says.

ほどうぶであってはいけない →(どれほど?)→  全てを信じるほど  → (何の?) →政治家の言うことの



One of the most important issues facing our country is that many people without jobs.

  One   →   of the most important issues   →   facing our country
ひとつは →(何の?) →    最も重大な問題    →(どんな?)→ 我が国が直面している

   →   is that   →   many people without jobs.

 →(なに?)→ それだ →(なんだ?)→ 多くの人々が失業していることだ。



いきなり新しいことを見すぎて
難しいと感じるかもしれません。

すぐに慣れます。

「私は、買った」と言われたら
誰だって「何を?」を浮かべるでしょ?

ひとつひとつは単純なんです。



このように、自然な流れで
連想できるのが英語という言語です。

常に次の単語を連想しながら読んでいけば
なにも難しい言語ではないんですね。

やり方も、特に難しいことは考えなくていいです。

連想することを書いてある文章を音読すれば
あとは勝手に脳みそがそういうことに慣れてきます。

だって、そもそも人間の認識力は
英語向きなんです。

「あの看板の後ろの横に見える白い小さめの……

とかいうよりも最初に

「そこに犬がいる!

と言われたほうが見つけやすいでしょ。

それをわざわざ日本語に当てはめようと
必死になっているから難しくなるんです、

尻から訳すとかむりやり手間をかけているから
余計なフラストレーションがたまっちゃうんです。

関係詞がどうだの文型がどうだの言う前にも
正面から音読して慣れてしまってくださいな。

先の英文でも文法の世界ではso~as構文と
暗記しなければいけないようです。

しかし、英語そのまま読んでいれば
別になにも特別複雑な文章ではなかったでしょ。

英語は頭から見ていけば
自然に、意味がとれるようになっています。

それを知って、音読していれば
すぐに当たり前のものになります。

読んで慣れるついでに
語彙も増やしてしまいましょう。





今回は、あなた自身が手元の英文を使って
勉強できるように書きました。

この記事で紹介していくやり方で
英文に準備をし、

音読を繰り返すことで
英語を得意にしてほしいと思います。




それと英文を読むにあたって
すっごい単純な話ですが

圧倒的に英文を読むスピードが遅い!

です。

一度、単語数がわかっている長文を使って
読解時間を計ってみてください。

1秒1単語すらも
読めていなかったりします。

圧倒的に遅いです。


英文を読むのが遅いと
そもそも読みながら書いてあること
忘れちゃいますよね。

いちいち尻から訳して
意味を把握するのに精いっぱいでは

文章全体を理解することが
いつまでたってもできません。

読めば読むほどストレスがたまって
どんどん英語が嫌いになっちゃいます。


頭から訳をしていき、尻まで読んだ時点で
その英文の訳が頭に浮かんでいる

それが英文を読んでいる人の
普通、です。

日本語を読むスピードで
英語を読めてしまいます。


毎分/200単語

が、英文を読むうえでストレスを
感じなくなるスピードと言われています。

というより、英文全体を
把握しながら読める壁がこのくらいです。

平たく言えば読んでるうちに
その前に何書いてあったのかを
忘れないスピードですね。


これには単語を0.1秒で日本語に
訳すことはもちろんですが

何より、英語を英語の順番のまま
訳を把握する力が必要です。

そのために必要なことが
マーキングと音読なんですね。




しっかりと準備さえしていれば
音読を繰り返すことで英文は
どんどん読めるようになっていきます。


最初は簡単な文章からでOKです。

英語を英語のまま意味を捉え
日本語と変わらない速さで読める

これまで正しいやり方を知らなかった場合
高校入試レベルの文でも厳しいと思います。

だからはじめは簡単な文章から。

最終的に、目標としている大学に必要な
難しい単語が載っているような文章まで
辿り着けばいいんです。


一緒に頑張りましょう!