主催の遊び方。

ジョウトリーグのページはこちらからどうぞ。(スマホで見てね!)


去年末にジョウトリーグという複数のオフを巻き込む企画を運営していました。

主催の立場で実際に行った仕事で、これすると良かったよってものをザクザク書いてみます。

とりあえず思い出しながら、どんどん追記していくと思います。

今後オフや企画をしたい方が失敗しないために、参考になれば…。




企画の主旨を具体的に示すと良いよ。

メリットとデメリットがわかれば人は行動しやすいし、頑張る意味が見出だせれば全力を出してくれる。

主旨が明確であれば、協力者も自分の意図を組んで、意見を出してくれる。

参加者が良い悪いを自己判断したときに、主催と同じ方向を向いてくれる。

達成感と満足感を得る場所がわかる。

ジョウトリーグでは、それ自体が参考文献になるよう、ホームページも、入賞賞品も、企画内容も、運営も、あからさまにこの仕掛けを施してみた。



参加して主旨を提示して人を集めると良いよ。

とりあえずラーメン屋を始めました!だけでお客さんが来るほど人って暇じゃないけど、けどカロリーゼロのラーメン屋始めました!ならお客さんは来やすいでしょ。

逆にこういう人に来てほしいっていう、フィルターにもなる。


自分とみんなが求めているものを組み合わせて、一つに絞るといいよ。

ジョウトリーグなら、オフの参加者を増やすことに絞ってみた。

(追記)見返したら「試してみること」がメインだった。参加者を増やすのは主旨から派生したことの一つだね。


主旨さえ決まっていれば、あとは勝手に動き出すよ。

参加するメリットや、参加しないデメリット。拡散するメリットと拡散しないデメリット。すべてつながっていく。

スタッフの熱意に差があっても問題なく動くし、予期せぬトラブルがどこで起きても丸く解決できる。最初に言ってたわけだから。

1聞いたら10動ける人が動きやすくしないと、無駄なトラブルが増えてしまう。

場当たり的な対処を繰り返して、まともな人や仕事ができる人が離れていったり、そもそも企画に乗らない方がいいと思われてたらおしまいだし。




協力者には、主旨を提示して協力をあおぐと良いよ。

みんな忙しいので、DMで3分くらいで目を通せるものを送るといいよ。んで心動かせたら、30分くらい通話にも付き合ってくれることが多い。

問題提起と解決策、メリットとデメリット、具体的にやっていくこと、発生するリスクへの対処、を一言ずつ書いておくとちょうどいい感じになるよ。

元々は全然違う企画を作ろうとDMで相談してて、その過程でジョウトリーグという形になったんだよね。

そして改めて主旨を送って、反応をみて、主旨の書き方を改善することで、みんなに提示する企画主旨を、より良いものにしようとしてた。




オフで色んな人と仲良くなっとくと良いよ。

噂がまわってて後々いろんなつながりになる。

ジョウトリーグに協力してもらったオフスタッフ達と仲良くなった直接のきっかけは、真皇杯東海代表になったときではなくて、フォロワーの紹介の紹介の紹介だった。

某忍びの者に誘われたボドゲで某オフスタッフさんとかと仲良くなったんだけど、その忍びの者と仲良くなったのは某ムツゴロウの誕生日飲み会だし、そのムツゴロウと仲良くなったのは某女装ヤンキーとの通話だし。




宣伝拡散は直接本人に頼むと良いよ。お願いするときは、主旨やメリットデメリットを盾にするとなお良いよ。

救急車を呼んでほしいとき、「誰か助けてください!」よりも、「そこの青いパーカーのあなた!救急車を呼んでください!」と言うのと同じ。

ジョウトリーグでも、断れないだろうって人に、断れない頼み方をしたので、脅したようなものですが、本当に助かりました。また次もお願いします笑



意図を明確にした上で、意見を求めると良いよ。

当事者の立場に立って、ちゃんと意見を出してくれる。自分の感覚でぶれた判断しなくてすむし、気付いていないミスを教えてもらえる。自分の思考が不調のときでも、まわりが助けてくれる。

背景色、オフの選択、ポイント計算方法、数値例、ジョウトリーグも俺は企画の雛形を出したけど、みんなの協力によって完成品になってる。

協力がなければ、そもそも企画がボツになる原因が取り除かれなかったし、企画の魅力の伝わり方が半減していたし、三戦目でポイントに大きなバグが出て中止に追い込まれてただろうし、RankingのつづりはLankingだった。



ホームページは格好良くすると良いよ。

見た目を最優先するだけでも参加割合は増える。

ジョウトリーグも中身が15年前のhtmlタグで作られてるハリボテだし、細かいところはクソコラ作るアプリ画像でごまかしてるけど、見た目を整えることを優先したら好評だった。

ただジョウトリーグの格好良さは、絵師のおかげが大きいのだけども。スイクンまじで格好いいでしょ?ラリルリも可愛いでしょう?



エゴサは常にすると良いよ。

話題に真っ先に反応することで、他の人が火種にするのを防げるし、主旨をそのたびに浸透させられるから。浸透したら、参加者みんなも主旨に沿って自己判断してくれるようになる。

ジョウトリーグで、「こうして欲しいとかあるけど、オフの参加者増やすという主旨だから、今のやり方のが良いね」みたいなニュアンスの発言を何度も聞いたので、大きく間違ってはないと思う。


主旨がちゃんとあると主催本人が嫌われるのを避けられるときがあるのもいいね。主催もあくまで主旨に従ってるわけだから。

主催してるときにメンタル落ちてても、主旨に従うだけなら簡単だよ。メンタルの上げ下げでぶれずにすむね。


朝昼夕に毎日お知らせをすると良いよ。

今どうなってるのか不安を無くせるし、当日に向けて気持ちをどんどん盛り上げていける。デートに誘って当日ドタキャンされてしまうのは嫌だしね。


お知らせも毎回別のものを出すのが良いね。「すでにRTしました」にならないから、新しくRTしてもらいやすい。



内容はニュース形式とかネタ要素とかをいれて面白くすると良いよ。

そうすると参加者以外もRTしてくれて、観客ができるから。観客はわりと大事。


あとエゴサしたものは全部RTしてリプをすると良いよ。

主催はしっかり見てるんだぞって思われると下手に無茶苦茶言えなくなるからね。ちゃんと考えてツイートしてくれるようになる。



リプは自分の思ったことより主旨をベースにしてAIのように送ると良いよ。

自分の調子によってぶれないし、自分のエゴよりも主旨が伝わるし。


リプとRTは組み合わせると良いよ。

そしたら主催はこう考えてる主旨はこうだってどんどん認知されるから。みんな認知したら参加者=スタッフのように動いてくれるようになる。何をすればいいか具体的にわかってくれる勝手に。

エゴサとかしてる、というのは、ちゃんと運営が仕事してるのが見えて良いよ。頑張ってる姿が見えるから応援してくれる。


結果は即座に出すと良いよ。

ちゃんとしてるように見えて参加者が肯定的になってくれるし。即座に出せるものを出すことで、頑張ってるという言葉が口だけにならない。

ジョウトリーグでは結果を出すタイミングをあらかじめ言っておいて、(そのタイミングで)即座に出してた。


協力してるオフの宣伝とかも毎日のツイートにくっつけると良いよ。

見てくれる人も多いし、ツイートのネタにもできるからウィンウィン。



ツイートは常に明るく前向きにすると良いよ。

いつも前向きにはいられないけど、まわりにいる今日前向きだよって人がツイートに反応してくれて、前向きさをわけてくれるから。自分が落ちてるときでも励まされる。



変なのにも、ありがとうという反応すると良いよ。

ちょっとしたのにも100ありがとうを返すと良いよ。

炎上防止になるし、終わったあとに実はねって裏話のネタにもなる。



毎日誰かしらと通話すると良いよ。

自分では自分がぶれてるとか、ちゃんとできてるとか評価わからないから、それを教えてもらえる。


あとDMも毎日数人と常にすると良いよ。

DMなら通話ほど時間かからないし、同時に複数人の視点をもてる。んで自分で悩むより人に聞いたほうが解決策は簡単に出るし。

だって自分はどうしても運営側視点になってしまうから、参加者視点を教えてくれる人に聞いたほうがよっぽど的確な答えを言ってくれる。そのまま毎日のツイートに反映できるし。



賞品も見た目のかっこよさ大事にすると良いよ。

お金かけなくても見た目がかっこいいと満足度高い。

あとまわりの人に目に付きやすいものとかだといいよ。

それでいて嫌らしく見えないものがいいよ。

オフに持っていってもおかしくないものとかがいいよ。

1位だけ少し変化をつけるといいよ。

手作りするといいよ

ジョウトリーグでは金節約というより、業者に断られまくった経緯もある。



準備や進捗はどんどんツイートすると良いよ。

完成品をいきなり見せるより反応いいから。映画だっていきなりドカンより、伏線入れたほうが反応いいでしょ。

それに途中で主旨からずれそうになってたら教えてくれるから、完成してから全部直すとかしなくてよくなる。



アカウントは専用の作った方がいいかはわからない、自分のアカウントでやってもいいとは思う。

ポケモンしてない人にも盛り上がるようなツイートを意識できたし、やってない人にもアツい頃を思い出したとか評価してもらえた。

ミュートされたりリムられたりはいないかな。少なくとも俺が仲良くしたりツイート見ていたい相手にはされてない。終わって半年くらい経ったけど困ってはない。



主催自身の見た目をちゃんとしておくと良いよ。

男はとくに年齢が若いと見た目の印象そのまま、良い悪いの印象もってくれる。中身クズでもめちゃめちゃ仕事できるように見てくれる。

見た目をちゃんとしてると、ポケモンオタクなだけでいわゆるオタクでは無い人に無駄に嫌われなくてすむし。



コミュ力を発揮すると良いよ。

たとえば、ポケモン強い人とポケモンの話しても教わる形になってしまうけど、話して楽しい相手になれば友人として協力してもらえたりするから。

仲良くなって、色んな人を紹介してもらえたら、自分では10年かかってもできない難しいことを1日で簡単にやってくれたりする。



炎上を特別扱いせず普通のこととして捉えるのが良いよ。

たとえば暴力から人を守る警備員は、暴力を振るわないだけでいざとなれば暴力を振るえないといけないからね。暴力にびびってる人が警備員になってたらイベントが立ち行かない。

暴力を起こさないようにしようってのは参加者側への啓蒙として、スタッフ側は暴力が起きても対処できる必要があるよね。



主旨を元にして、さらに意図を明確にすると良いよ。具体的に。

必ずトラブルは起きるし、想定外の状況にはなるけど、具体的な目標さえしっかりしていれば、各々がその場で正しい判断をくだせるから。

複数のスタッフや複数のオフと連動して動くときにも、主催なしでも各々で正しい判断を下してくれるし、主催の意図から外れたことはしないよ。

そして逆に、意図に背かなければどんな楽しみ方をしてもいいので、それぞれの関係者が自分たちなりの楽しみ方をできる。



最近知ったけど、主旨を具体的にするのは「司令官の意図」という概念が同じような考え方らしいから、調べてみると良いよ。



小さくテストすると良いよ。

失敗してもダメージないから。たとえば参加者に主旨が伝わるかテストするために、協力者にDMしてみるとか。

協力者は1人目の参加者みたいなもの。ここで口説けなければ他の参加者はもっと口説けないわけだし。



主旨がずれるよりは、主催が死んだ方がいいよ

主旨さえ残っていれば誰でも運営は続けられるから。

ジョウトリーグでも、名古屋入れるとか、バンギポリ2マリルリを主役にするとか、一番最初にいた俺のエゴを何度も殺してきたんだけど、いざ殺してみると全部殺してよかったと思うし。