S+V+α+追加説明
「私買ったんだー!」と言われたら
誰でもまずは「何を買ったの?」と思います。
しかし、
「いつ買ったのか?」
「どこで買ったのか?」
「どうやって買ったのか?」
「誰と買ったのか?」
「いくらで買ったのか?」
「どんなものを買ったのか?」
これらどこに興味を持つかは
人によってバラバラですよね。
思いつくものもあれば
思いつかないものもあります。
買った→「何を?」はわかります。
買った→「何を?」→「いつ?」
→「誰と?」
→「どうやって?」
→「どこで?」
こういうバラバラなものが
連想できる言葉の後ろに追加されています。
さあこのバラバラな連想を
ひとつにまとめるにはどうすればいいのか。
ノートを見てみましょうか。
a rewardまでが連想できて、その次、、、
前置詞です。
前置詞は英語の中で
助詞みたいなものです。
これを利用すると
正しい連想できるようになります
といっても前置詞を
怖がっていた生徒は多いです。
前置詞はものすごい深くて
色んな訳があるし
前置詞専門の参考書も
たっくさんあります。
すごく難しいものって
イメージがあります。
けどね、
連想する意識さえあれば、実のとこ
前置詞の訳は中学で習ったレベルでOKなんです。
じゃあちょっと準備をしましょう。
ノートの英文を出してくださいな。
そして少し見やすくするために
前置詞の前に/を引いて区切ってしまいましょうか
The president of a small company offered a reward/of $10,000/to his employees/for the best idea/for saving the company money.
※ここまで使ってきたノートの英文に
そのまま重ねて書いていってくださいな。
記事では見やすくするために
書きませんが、書いてあることを想定して
書き込みを行っています。
では、前置詞の訳しかたを
身につけてしまいましょうか。
続きからです。
offered a reward/of $10,000
ofの中学生訳は「の」です。
「の」を意識したまま
報酬→から連想してください。
「何の?」という連想ができますね。
「いくらの?」でもOKです。
offered a reward/of $10,000
→何の?
ということで「$10,000の(報酬)」と
訳ができるようになります。
連想するとき、
助詞を消すのがコツです。
「報酬を」では「何の?」が
浮かびにくいです。
しかし「報酬」なら
「何の?」って浮かびますよね。
中学校国語で修飾語を
考えたときと同じですね。
どんどんいきましょう。
offered a reward of $10,000 to his employees
toの中学生訳は「へ」
「へ」を意識したまま
$10.000の報酬→から連想をしましょう。
まず中学生訳から「誰へ?」
連想から「誰への?」を組み上がります。
「誰への?」が浮かびますよね。
offered a reward of $10,000/to his employees
→誰への?
つまり訳は「his employeesへの(報酬)」
ちなみに、
employeeは「従業員」って意味です。
慣れないうちは
ぱっと連想できないかもしれません。
そのときは5W1Hを意識してください。
なに、だれ、いつ、どこ、なぜ、どんな
これに中学生訳をくっつけて、
連想します。
offered a reward of $10,000 to his employees for the best idea
forの中学生訳は「のため」
従業員→「何のための?」
offered a reward of $10,000 to his employees/for the best idea
→何のための?
これ、少しわかりにくいと思います。
「the best ideaのための(従業員)???」
全体を訳してみても
「最高のアイデアのための従業員への$10.000の報酬を提案した。」
英語を一通りかじっている人なら
あーこの手の感覚ねって思います。
しかし、慣れていない人にとっては
すごく気持ち悪い文章に見えると思います。
おそらくここで一気に
訳が崩れる高校生が続出します。
そうなる前に、対策をお教えしましょう。
前置詞の訳で違和感を感じたときは
直前の言葉ではなく動詞にくっつけます。
日本語は動詞中心の言語なので
動詞にくっつけるとわかりやすくなるんです。
つまり
offered (中略) for the best idea
とくっついているように
考えます。
これならわかると思います。
offered (中略) for the best idea
中学生訳は「のため」
「提案した」→「何のために?何のための?」
offered (中略) for the best idea
→何にために?
つまり訳は「the best ideaのために(提案した)」
the best ideaは「最もすばらしい意見」です。
ノートに書くときは同じようにこれでOKです。
his employees/for the best idea
→何のために?
さあ、もうひと踏ん張りです。
the best idea/for saving the company money.
中学生訳は「のため」
「最も素晴らしい意見」→「何のための?」
the best idea/for saving the company money.
→何のための?
よって訳は「saving the company moneyのための(最も素晴らしい意見)」
saving the cpmpany moneyは「経費削減」です。
(会社のお金を抑える=経費削減ですね)
今こうなっていると思います。
The president of a small company offered a reward/of $10,000/to his employees/for the best idea/for saving the company money.
提案した 報酬を $10,000の 従業員への 最も素晴らしい意見のために 経費削減のための
とりあえず日本語の並びにすると
「経費削減のための最も素晴らしい意見のために、従業員への$10,000の報酬を提案した」
となります。
動詞へつなげた部分ありましたよね。
そこでいったん区切ると、
より、わかりやすくなります。
さらに、日本語っぽくしたいのであれば
動詞につなげた部分を、変えます。
そこなら、大きく意味を
間違えることはありません。
「経費削減のための最も素晴らしい意見をだした従業員への$10,000の報酬を提案した」
みたいなね。
といっても実際読んでいるときは
こんなきれいな訳はしません。
英語そのままの順番で訳していき
途中確認のために少し訳をくっつけたり
どうでもいいところは英語のまま読んでます。
「報酬を提案した、ドルの、従業員へ、ベストな意見、会社の金をセーブするためのベストな意見、をだした従業員へ提案したのかふーん」
「をだした」の部分も先に説明した手順は
後付けみたいなものです。
練習を重ねて慣れてしまっているので
ぱっと正しいイメージの日本語をくっつけられます。
「Sが」「Vする」があり
Vから連想して訳を続けて
追加説明は前置詞+直前の名詞から連想で訳をする
違和感を感じたら動詞から連想する
これで基本的な英文訳はこなせるようになります。
次:主語の追加説明