the otherとanother

今回から少し形を変えました。

というのも、
例えば今回使おうとした

We can use 'another' to mean 'one more' But with uncountables and plurals, we do not generally use 'other' to mean 'more'. 

の説明もそうですが、

use otherなんて音があって
間違ったクセがついてしまうのではと
思ったからです。

そのため英文音読は
少し待っていてくださいな。


ちなみにさっきの英文は

「one moreの意味でanotherは使えるけど、不可算名詞や複数名詞には、moreの意味でotherは使えないよ」

って意味です。

一瞬は?ってなった高校生は
多いと思います。

なんか色々と前提すっとばした
感覚に襲われたかもしれません。

簡単に説明すると、

むこうの人の感覚では
anotherの代わりにはotherを
使いそうになるのがあるあるなので
使わないよう気をつけてねー

みたいな意味です。

HAHAHA、知らんがな。

日本人的には

another
other
others
the other
the others

このあたりの単語は
もう全部一緒になってますがな。

単純なanother「もうひとつ」や
other「他の」はともかく

これらを区別する文法問題は
すでにトラウマになりかけてる
高校生も多いというのに。

私自身も現役時代これらの単語は
存在しないことにしていました。

ただこれらの区別は
ひとつずつ理解すればすごく簡単なので
紹介しておこうと思います。


まずthe otherとanotherの違いから。

なんでこの二つを最初に
持ってきたかピンと来る人は
かなり勉強している人です。

現役時代の私は
は?って顔して寝直しました。

知っておいて欲しいのですが、

anotherという単語は
分解するとan + otherなので

the other
an other

と比べることができます。

一応補足しておきますと
このanはan appleとかの
名詞の前につくanです。

the otherとanotherは
theなのかanなのかの
違いでしかないんですね。

だから最初にまずこの二つを
紹介しようと思います。


どちらも、ひとつ何かがあって
「もうひとつ」の意味になりますが

the otherは特定の「もうひとつ」で
anotherは不特定の「もうひとつ」という
違いがあります。

なにか二つのものがあって
とりあえずひとつ手に取ったとします。

んで、

もうひとつも手に取ってください

というと、「もうひとつ」って
残ったひとつだけですよね。

このひとつだけってなる
「もうひとつ」がthe other

三つ以上ものがあって
とりあえずひとつ手に取ったとします。

んで
「もうひとつ」手に取ってください。

というと、「もうひとつ」は
いくつかあるうちのどれかひとつですよね。

このいくつかあるうちの
「もうひとつ」がanother

というややこしい説明を
絵にすると、

●○と二つだけあって、

●を手に取ると
「もうひとつ」は○だけなので
このときはthe other

●○△□といくつもあって

●を手に取っても
「もうひとつ」は○△□とあるうちのひとつなので
このときはanother

となります。

おまけとしてネイティブの感覚で説明すると

話し手と聞き手、両者がわかるのはthe
話し手だけがわかるのがa/an

なので、

「もうひとり呼ぼうぜ」と言った時

聞いてる方も「あいつかー」と
思い浮かべられるならthe other

聞いてる方が「どいつ?」と
なるのがanother

みたいな。

このaとtheの区別は受験ではまず使いませんが
大学や院の論文や留学先で英語書いたりするときや
文学で登場人物の台詞解釈するときによく使います。

覚えとくと便利。

別にaとtheどうのを覚えてる必要はなくて
ここを読めば使い方を思い出せるなってのを
覚えといてくださいな。

受験で必要なのは
「もうひとつ」となったとき

ひとつだけなのか
いくつかあるうちのひとつなのか

を見分けることです。

んじゃちょい練習してみましょ。

あ、

すぐ下に解説があるので
ゆっくりスクロールしてくださいな。


1)問題
There were two cups on the table; one was black and (another/the other) was white.

どっちでしょーか?


1)解説

二つカップがあって、一つが黒い。
となると残るはもう一つだけってことです。

なのでthe other



2)問題
He closed one of his eyes, but not (another/the other).


2)解説

片方閉じたらもうひとつの目は
もう一方の片目「だけ」

全部で2つしかないことが書かれてなくても
2つしか無いとわかるなら同じってことね。

てことでthe other

ちなみに主語が天さんなら、、、って話は次回。



3)問題
Can I have (another/the other) glass of water?


3)解説

おかわりのもう一杯だけど
何杯もあってはっきりしないでしょ?

というわけでanother

わかりにくかったらglassそのものをイメージ。

店側にglassはいくつもあって
おかわりに使われるglassはその中のひとつだよね。

ちなみにa glass of waterの感覚に慣れてたら
a繋がりで答えるのもあり。


で、

間違えたやつあったら
それが今回の音読練習用例文になります。

いくつも間違えたなら
番号が早いやつをひとつね。

間違えがなければ
前回の英文で。

とりあえず5回
声に出しておいてください。


1)

There were two cups
「2つのカップがあります。

on the table;
テーブルの上に

one was black
ひとつは黒色です

and
「そして

the other was white.
もうひとつは白色です


2)

He closed one of his eyes, but not (another/the other).

He

closed one
ひとつを閉じた

of his eyes,

but

not the other
もうひとつは(閉じてい)ない


3)

Can I
「いいですか

have another glass of water
「もう一杯を飲む



コラム

ちょっとした言葉遊びを
してみました。

文としてはかなり適当ですが
良かったら考えてみてください。

we can use 'the other' and 'another' to mean 'one more'.

the other is only but the other is not only.